めふぁにっき

すべての独身が自由に楽しく生きられる世界のために

荒川のほとりより0626

 

6年前、予備校生だった頃は西川口に住んでいたので、平日は予備校帰りに、休日は図書館や喫茶店の帰りになにかとよく立ち寄っていた。

 

決して予備校生としては真面目な部類などではなかった。そんな時期にやたらとつけ麺の食べ歩きをしていた。実家を出て好きなものを食べられる解放感からかはわからないがとにかく食べまくった。今考えると明らかに食に依存するレベルで過食だった。

効果はてきめんで、1年で10kgは太った。

 

よく行っていた店の1つが、川口駅の真下にある『津気屋』だった。

 

今日はなんだか無性に川口に寄りたくなって、ふらっと立ち寄った。

tabelog.com

 

写真ないっす

 

全粒粉の麺とめちゃくちゃ濃厚な豚骨魚介スープが特徴。

店内はいつもオリジナルのよくわからん歌が流れているけれど居心地はいい。

 

九州に行っている間に結構味覚が変わってしまった自覚はあるので、

ひょっとしたら今の口には合わないかな??とちょっと不安になりながら暖簾をくぐったけれど、相変わらずおいしかった。これはハマるわ。

 

ちなみに特盛(何gかは考えたくない)の上 追い飯とかやって、

満腹中枢ぶっ壊してから寮に帰って寝る生活を繰り返していたのでそりゃあ太りますわ

 

正直勉強をしない予備校生ほど自由で、だらだら生きている連中もなかなかいない。

外国人とキャバクラの客引きしかいないあの街の真ん中で

楽しいけどなんだかよくわからない毎日を送るのをやめて

納得がいかなくても、とにかく前に進もうと決めてからもう6年が経つ。

 

あの時、大学に行って別に何の得があるわけじゃないが

いかないと前に進めないから進むんだと俺に言って聞かせたウッディー君は

さらにもう一年浪人した。

 

6年も経つと人間の人生だからめちゃくちゃ楽しいこともあったし、何かしら 成長したこともあったし、吐くほどつらいこともあった。正直言って大学は予備校時代に考えていたよりも遥かに退屈なところだったし、俺の方にも楽しもうという心構えがなかった。なんなら予備校よりはるかにつまらなかった。

そうやって浪人生は大学生になって、卒業して就職して、なんだかわからないままに前に進んでいくんだろう。

 

だけどどうしても2012年の夏を過ごした西川口のどこかには今も予備校生だった頃の自分が生霊みたいに浮かばれることなく悩んだり楽しんでいるんじゃないかという気がしてはならない。

 

荒川を挟んで東京の反対側にある街、西川口

憧れを遠くに眺めながらも手がまったく届かない想いを抱えた街。

1年に1度は墓参りみたいに西川口を訪れることにしている。

 

<2012年夏ごろにやたら聴いてた曲> 

 

はじまりの日 (feat. Mummy-D)

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