コイビトの効用0811
ちょっと前に同期と
恋人の効用って何!
これ本当に要るの?!
という話題になったのでちょいと書きます。
ちなみに私は万年フリー男です。
昨今はミニマリストだとか断捨離だとかすぐ何かっていうとこいつは本当に要るのかどうか問いますね。
あまりいい風潮ではないと思いますよ。
そこにあるってことは何かしら意味があるんです。捨てるならよくよく吟味してからにしましょう。
▲ミニマリストの部屋
昔は扁桃腺とか何かあるとすぐスパスパ切ってたらしいですがあれはあれで一応機能があるみたいですね。
よほど邪魔にならない限り、なくなってから「うっわあれ捨てたらいかんやつやったやん!どないしよ」となる方が世の中何かと厄介なのです。
ですから「役に立たないなあこの社員...」とか「うちに転がってるニートの息子役に立たないわぁ」とか思っても何かしらの機能があるんです。クビにしないで。
彼氏だってそうです。
あれでも一応生きてるんですよ彼氏だって。
むやみに捨てないであげてください。
恋人のいる男性が「恋人必要なのだろうか…?」と悩むのは珍しいみたいですね。
良くも悪くも男性は生理的に異性を必要としていますから、そもそも必要かどうかについて悩んでる人はあまりいないように思います。
悩むとすれば「(他にもっといい子がいるのに今いるこの)恋人必要なのだろうか…?」みたいな話で。
そんなアテも余裕もない男性は「他にアテなんかないよぅ頼む捨てないで…」みたいなスタンスになります。
コイビトの効用は?って話だったので
彼女がいる野郎どもを見ていて、こういうのが効用じゃないかなと思ったことを書き並べると
・交渉力が上がる
異性というのは同性以上にそもそも考え方も一致しなければ感性も違う、時に利害も合致しないという宇宙人みたいな連中です。
宇宙人と定期的に会ったり同棲して、時々喧嘩をしている男性の方がそれを経験していない男性よりも自分の要求をうまく通す交渉スキルは上がる…と信じています。
・忍耐力が上がる
忍耐と書きましたけど、どちらかというと異文化に対する耐性みたいなものだと思ってます。
異質な他者に対して「我慢する」のも「無視する」のも「うまくいなす」のもスタンスの差こそあれ、対処の仕方であることには変わりません。世の中にはいろんな考えのやつがいるんだなァというのを実戦経験を通して知っているのは強いです。
各所で長期カップルの話とか聞いてると
なんとなく共通して皆「他人への不理解に対する理解」みたいなのがある気がします。
「あいつってこういうとこあるんだよね」
「うん」
「言っても通じないことはわかってて、俺なりには配慮してるつもりだし、あっちも不器用ながら配慮してるんだろうけど」
「食い違う」
「そう。でもそういうもんって諦めがついちゃってさ〜」
みたいな会話をすると
忍耐力というかなんというか、
「努力をいくらしても他人はどうしようもないし、他人からしても自分はどうしようもない。でもそれはそういうものとして関係を続けていく」みたいな覚悟というか
矜持みたいなものを感じることがあります。
昔と違って老いることを考えなければ、
コンビニもネットもある21世紀では20代から30代くらいまでって娯楽も食事もその気になれば自分一人で賄えちゃうし、これほど独り身が楽しく生きられちゃう時代もないと思うんです。
逆にいうと、なまじ生きられちゃうがゆえに人間関係という肝心なところがついつい疎かになっちゃうというか。
自分よりちょっと上の世代が結婚するようになったり、一方で一人で飄々と生きる道を選択する人がいるのを見ていると
「人間って人間どうしの関わりの中で生きてるんだよなぁ」というのをどうしても最近考えてしまうので…。
フリー男子の妄言でした。