サンプルを録る感性
めふぁにっきです。
充実のオタクライフをしております。
財布は痩せていきます。
なぜでしょう。
サウンドクラウドとかで音楽を聴いているとよく聞くサンプル音源というのが出てきます。シャウトとか銃撃とか、有名な曲のワンフレーズとかを切り取って(サンプルして)音源の一つにしてしまうような使い方のことです。
有名な人が作ったサンプルや、使い勝手のいいサンプルはあちこちでオマージュとして使い回されて、そのうち、このジャンルの楽曲にはよく使われてる「なんか聴いたことある音」になります。
そんなよく聞くサンプルたちの元ネタを探してるとようこんなところから音源拾ってくるな〜というのがよくあります。
▼参考
iFLYER: この曲の元ネタは何?EDMアーティストたちがサンプリングした意外な元ネタをまとめて紹介!
今回はサンプリングのコアな話じゃなくて、(ぶっちゃけわからないけど)それっぽいサンプルを取ってくる人の感性ってこんななんじゃないかな?という勝手な想像のお話。
芸人さんやラジオパーソナリティのネタとかの中にも「この前、こんなことあったんですよ〜」という日常の一部を切り取る部類のネタがあると思うんです。
普段日常を生きている中で
(あっ俺この瞬間ものすごくオイシイ!!!これはすごいネタになるのでは??)
という瞬間を捉えて、切り取って、ネタ帳に書き留めておいて収録の場面までにはなんとなく話を組み立てて、「このまえこんなことがあったんですよー」と話す流れがあるとすると、これもある種のサンプリングと言えなくもないですか…?知らんけど。
ツイッターでコンテンツ力を高めたいと思ってる人も、これはコンテンツ力が高まるイベントが発生したぞ…!と思えばその瞬間を逃さないし、インスタ女子もオシャレなカフェとか、フォトジェニックな景色とかを目ざとく見つけるし、みんな日常を素材にして自分なりのサンプルを取って世界観を作ってるわけです。
無意識のどこかで「こういうのほしいなー」というマインドセットがあるからこそ、いざ日常の中で「それ」に出会った瞬間に秒で反応できる気がします。
旅行で飛行機に乗ると、私はいつも荷物が多いので、出口で荷物受取のために、似たようなトランクが延々と流れてくるベルトコンベアから自分のトランクを見つける場面に毎回出くわします。あれだけトランクがある中で、ほとんどの人はかなり高精度に自分の荷物を見分けて受取を済ませ、空港を去っていきます。
何も意識をしなければただ漫然と流れていくトランクの流れの中で、漠然とでも「こういうステッカーが貼ってあって」「革製で」というイメージを持っている人だけが、自分のトランクを見つけられる。
同じように、漠然と「ほしいモノ」のイメージを持っている人だけが、日常に埋もれてる神音源に気づいて、切り取って自分の作品に使うことができる、これが「サンプリングの心性」なんじゃないかと思います。
▲飯テロ画像(ブログネタのサンプリング)