めふぁにっき

すべての独身が自由に楽しく生きられる世界のために

ここは入浴剤ぶちこみまくりの湯

 

寒いので最近は帰宅したら

「入浴剤ぶちこみまくりの湯」

を開業することにしている。

 

夏場とか面倒くさいのでついついシャワー野郎になってしまうのだが、秋口から冬場にかけては熱い風呂自体がQoLを爆上げしてくれるし、なにより冬場限定でくさいオタクが入浴剤のフレーバーになる。

 

少し前から4〜5種類くらいの入浴剤の詰め合わせをローテしているのでとにかく飽きることがない。

 

小さい頃は熱い風呂が苦手で、火傷しそうで入れやしないし入ってもすぐにのぼせる。

いやだいやだ熱いからやめろというのに親は温かいよと熱湯をぶっかけてくる。

 

「江戸っ子は黙って熱い湯にへぇるんだよ」と東京生まれ関西育ちの親父に謎のセリフを言われ、肌がチリチリするのをとにかく我慢して肩まで浸かっていた。

だいたい江戸っ子関連の作法はロクなもんがない。蕎麦だって、ツユに蕎麦の先だけつけて一気に呑み込むのが江戸っ子だというから随分試したけれど、たいしてうまくもないし消化にいいわけがない。

 

田舎もんにマウントするならもう少しマシなものにしろ江戸っ子。

 

そばが食べたい Soba ga Tabetai by Mikeneko Homeless | Free Listening on SoundCloud

▲そばが食べたい(音楽)

 

そんなわけで、中学生くらいになるまでとにかくお風呂が熱くて嫌いだった。

 

今考えると、大人と子供では適温の感覚が全然違うんでしょうな。身体のサイズも体脂肪率も皮膚の厚さも違うから、大人の言う適温は大抵大嘘でいつも熱湯。

 

今じゃすっかり腹に脂の乗った、皮の分厚い大人になったので、あっつい風呂にじっくり浸かるのが大好きになりました。

 

なにより冬場のデブは鍋に入れる冷え冷えのお豆腐みたいなもんである。どれだけ煮えていてもデブが入るとものの5分で湯がぬるくなる。

熱力学第二法則に幸あれ。

 

さらに冬場は湯船もキンキンに冷え切っている。

その上、我が家の風呂には追い焚きという神の機能が付いていないので、「湯船の熱容量」「デブ一人分の熱容量」をちゃんと計算して、熱めに風呂を沸かさないとぬるま湯に浸かることになる。

ぬるま湯に溶けていくちょっと良い入浴剤ほど物悲しいものもない。

 

【楽曲試聴】秘密のそばが食べたい -Midnight Mashup- by Akalyx | Free Listening on SoundCloud

▲抽出された我が高貴なる分子(ダシ)たちよ

 

深夜に富士そばに蕎麦食べに行きたい。