ワンルーム・ディプレッション
めふぁにっきです。
新生活の季節。
就職と同時に大学にPCを返却してしまったので、Macがなくてつらいと友人が嘆いている。
何がつらいのかと聞けば、今まで音楽を作るのも動画を編集するのもゲームをするのもMacを使っていたのに、突然Macがなくなって、それでも何かを作りたい気持ちだけは溢れてつらいという。
普段から曲や動画を作る人間は、デバイスを使って頭の中のイメージをアウトプットするのが無意識のうちに習慣になってしまう。
常日頃から思いついたネタをどうアウトプットするか考えてしまう。
日々ネタは溜まる。
溜まったものは吐き出さなくてはならない。
しかし今の彼にはMacがない。
乳飲み子を亡くしてもその母の乳は張り、むなしく子のために乳を出し続けるという。
友人もそんな状態なのだろう。
絵師ならアナログ絵でも描いただろうが音楽は紙の上には起こせない。
結局彼は四苦八苦した末、iPhoneで曲や画像を編集するためのアプリを爆買いするのであった。
創作の業の深きこと 限りなし。
財布の底の浅きこと 頼りなし。
以前にも書いたが、何か物を作るのに当たって環境構築は最初にして最大の難関だ。
作りたいという意志が弱いとか、センスがあるとかないとか、そんなんじゃない。
機材がなきゃ曲は作れないし、紙とペンとワープロがなきゃ物は書けない。
なんかそのレベルの話だ。
ものすごく当たり前の話だが割とみんな忘れてる。
ちなみに私は座り心地のいい椅子とフリーズしないノパソを揃えるまではブログどころか文章自体書くことができなかった。
なんだかんだ創作が続く人というのは、ジャンルを問わず機材や環境づくりに金と暇を惜しまない人が多い。
春だし、新生活だし、気持ちのいい買い物でもしてみようか。