めふぁにっき

すべての独身が自由に楽しく生きられる世界のために

アイドル葬送曲0802

 

ほい、めふぁにっきです。

 

新しい月が始まりました。

電波制限に見舞われていた同志のみなさんこんばんは。

 

 

過去記事見てたらだいたい書き出しが

「めふぁにっきです。」だったので

なんか違う書き出しにしようかと思った結果の「ほい」です。

特に他意はないです。

 

今回はオタクの昔話です。

同世代は懐かしみましょう。

年が上の方はふっ新参が…我古参ぞ?!と鼻で笑ってください。

若い子はブログなんか読んでるはずありません。

Tiktokしながら荒野行動してインスタしてるはずです。

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2007年に『初音ミク』がリリースされて

ニコニコ動画に楽曲コンテンツが続々とアップロードされて

ボカロ文化は2010年代初頭にかけて花開きました。

 

曲の流行り廃りはあるものの、

めふぁの同世代以降の諸君(※1)は中高生で青春真っ盛り。

もう少し下の世代になると

カラオケの定番曲はボカロばかりという黄金期を迎えていたと記憶しています。

 

 その頃は中高生ながらに

初音ミクを新しい時代のアイドルとしてめちゃくちゃ期待していました。

 

当時、2chまとめサイトの話題としては声優の彼氏問題が取り沙汰され、

特に誰のファンというわけではなかったんですが、

当のアイドルや声優について知らないからこそ

なおのこと「どうしてこの人達はこんな風にファンをないがしろにするんだろう…」

と正直思っていました。

 

いつの時代だってそうなんですがスキャンダルには性的な話題も多く、

多感な年頃のめふぁには理解できなかったんでしょう。

 

加護亜依モーニング娘)喫煙騒動(2006年)

平野綾(声優 涼宮ハルヒの憂鬱など)のスキャンダル(2007年)

豊崎愛生(声優 けいおん!)のスキャンダル(2011年)

 

成長するにつれて、

彼女たちも「偶像として期待されている人格」と「人間としての人格」との間で

めちゃめちゃ苦労したんだろうなと考えるようになりました。

 

事務所の演出によって売り込まれた偶像を信じ切って

ある日、遊んで恋だってする普通の女の子としての姿を暴露されて

自分がひどい形で失恋したということに気がついて

強烈な精神的衝撃を加えられる。

そういう意味でファンも被害者であり、偶像を演じる側も被害者です。 

 

世間では声豚とそしり嘲る風潮もあり、

2015年ごろの新田恵海AV出演騒動の際は視聴数を稼ぐために

ラブライバーざまあwwwwwwww」みたいな動画をYouTuberが量産してました。

今でも声優の結婚騒動が起きるたびに

「世界はなぜ僕を追い詰めるのか」

「こんな思いをするのなら草や花に生まれたかった」

といった心破れたファンのセリフが語り継がれます。

 

昔からある流れなんでしょうが、

特に2010年代前後は声優にアイドルとしての側面を加えて売り込むという商業の動きが

活発だったように思います。

 

どういうわけか

「そもそも生身の人間がアイドルするのが問題なんじゃね??」という

結論に至り、中高生時代はボーカロイド文化という新時代の動きに心踊らされ、

 

・Mitchie M(人間の声そっくりに調声する技術を持った作曲家)

トークロイド(ボーカロイドトーク番組を作るコンテンツ)

MMDボーカロイド文化から派生した人型3Dモデルの技術およびコンテンツ) 

 

など、既存の文化をボカロが代替する可能性が示されるたびに

これぞ新時代!!と夢中になっていました。

 

同時期にニコニコ動画で勢いを増していたアイドルマスターシリーズは

薄々同級生から聞いて存在を知っていたくらいで

実際にコンテンツに触れるのは2012年、

プロデューサーになったと自負するのは2015年以降のことです。

 

 

ボカロは、その声に新たな設定とキャラクターを付与することにより、

元の声を提供した声優さんとは人格が切り離される面で画期的でした。

鏡音リンレンが声優とまったく関係ないかっていうと難しい話だけど…。

そう考えるとボカロとアイマスという

2010年代の巨大コンテンツの両方で活躍していた下田麻美さんってすごいなあ

とは思うんですが…。

 

ちなみにボカロには派生キャラというものもあり

2chの安価から生まれた重音テト

弱音ハク亞北ネルなどがここから生まれました。

 

※1:夏の日に、普通の女と思っていた子の水着姿に惚れていきなり恋してジェラシーしてしまったおとうさんの子供世代 

夏の日の1993(Class)

夏の日の1993(Class)

 

 

さて

ハチはいつのまにか米津玄師になり、Falloutも4が出て

季節は巡って

ちょっと気づかないうちにヴァーチャルYouTuberの時代がやってきました。

ニコニコなんとか会議でも

キズナアイちゃんがメルト歌ってたし、「初音ミク先輩」とか言ってるし、

この前ツイッターを見ていたら

霊安室初音ミクにシーツを掛けているキズナアイの絵が出てきました。

 

ここ1年くらいのバーチャルYouTuberの快進撃を見てきました。

「おっさんが美少女になれる時代が来た」

「おっさんにガチ恋する時代も来た」

などとツイッターの鳥がさえずります。

 

待て、今「ガチ恋」って言ったな??

 

2次元にも使わないわけじゃないけど

ガチ恋」ってのは恋しちゃいけない生身のアイドルに

いちファンが己のブをわきまえずに恋しちゃう事象を言うのだぞ?

 

あ、もしかしてバーチャルYouTuberってさ

 

「あれ???こいつら中身は生身じゃね????」

 

気づかなくてよかった事実に気づいてしまいました。

 

よくみればこの「ばあちゃる」とかいうのは

外見も中身もガワが同じじゃないですか!!

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かつてボーカロイド

作曲家が人気の歌声とキャラとを手に入れるためのソフトだった。

 

バーチャルYouTuberはおもしろいおっさんやクリエイター陣が

デザインされたキャラクターの容姿を手に入れるためのツール。

 

ダチいわく

「Vチャットのキャラも、ヴァーチャルYouTuberも、アイドルというよりは

『Designed Human』なんじゃないか」

とのことで

 

だから新しいカタチのアイドルというよりは、生身の人間が新たな表現方法を獲得しただけだと。

裸のアダムとイヴが恥ずかしくなって服を身に纏ったように、

おっさんもVR美少女のガワを被ればいいんじゃないかと。

 

 

 

なるほど。PSO2みてえな世界観だな。

俺もこのキモオタの容姿で会社通うの急に恥ずかしくなってきたから

なんかいい感じのアバター見繕ってくれんか??

 

性別は問わん。

 

ただしCVはなだぎ武で頼む。ギャラは弾もう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神木隆之介みたいな容姿が欲しかった。